湿度を保って快適な暮らしを


お部屋の乾燥対策
空気の乾燥は、お肌や体調にさまざまなトラブルをもたらします。乾燥していると体内から水分が失われ、むくみや鼻水、関節の痛み、さらには胃が荒れたり皮膚のかゆみなどの症状がでてしまうことも。また、風邪やインフルエンザにも感染しやすくなります。お部屋の空気に潤いを与え、常に快適な空間づくりを心がけましょう。

加湿器を活用してお部屋にうるおいを
乾燥しているときは、加湿器を活用して湿度を調整しましょう。理想的なお部屋の湿度は40~60%と言われています。加湿器の置き場所は、カビが発生しやすい窓・壁際や換気扇の下を避け、お部屋の中央付近に置くのがベストです。加湿器にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴をチェックして、お部屋に合った加湿器を選びましょう。


手軽にできる
かんたん加湿アイディア

お部屋に観葉植物を置く
植物は吸収した水分を葉っぱから出す「蒸散」の働きがあるため、観葉植物を置くと天然加湿器になってくれます。葉っぱの大きい植物の方がその分蒸発する水分が多いため、よりお部屋を乾燥から守ってくれます。

入浴後の浴室ドアを開けておく
入浴後すぐにお湯を抜かず、しばらく浴室のドアを開放することで簡単に加湿ができます。ただし、蒸気が留まるとカビの原因になるため、サーキュレーターなどで空気を循環させましょう。

カーテンを洗濯して部屋干しする
濡れたタオルを干すのも効果的ですが、この機会にカーテンを洗濯してみませんか。洗ったカーテンをレールに取り付けて、部屋干しすれば乾燥予防に。カーテンも清潔になり気持ちよく過ごせます。


それって逆効果かも!?
NG乾燥対策

水分の過剰摂取
乾燥するからといって、冷たい水を一度に飲み過ぎると、身体が冷えて内臓の働きが低下してしまいます。水分を摂るときは、常温か温かい水をこまめに摂るようにしましょう。

加湿器にミネラルウォーター
加湿器の中にミネラルウォーターや浄水器の水を使用すると、かえって雑菌が増えやすくなります。
加湿器には、塩素で消毒された水道水を使用しましょう。

洗面室と洗濯機について

こんにちは。
ネオスタイルです。

皆様にとって「洗面室とはどんな空間か?」について考えてみましょう。

・手を洗う空間
・顔を洗う空間
・化粧や髪の毛のセットをする空間

洗面室は色々なことができる多機能な空間ですよね。


洗面室は多くの場合お風呂へ入る際の脱衣所になります。
その場合、服を脱いでそのまま入れることが出来る為、洗濯機は洗面室に設置したほうが便利でしょう。


しかし、洗面室にトイレが設置されている間取りはどうでしょう。

一人暮らしに多い1R、1Kなどといった間取りでは お風呂とトイレが同じ場所に設置されているユニットバスは少なくないと思います。
そうなると洗濯機を洗面室に設置するのは、広さにも依りますが基本的に難しいです。

また誰かが服を脱いでいたりトイレを使っていたりすると ほかの人は一緒に洗面室を使うことはできなくなってしまいますね。
ですので、洗面室はいろいろな場面で兼用されるため、曖昧な空間なのです。


洗面室をいかに上手く家族と共有するか。
どの様な使い方をイメージするのか。

設計をする上で、一つポイントになると言えます。


そこで、併せて考えるといいのが「洗濯機の設置場所」。
洗濯機をどこに設置するかを考え、生活しやすい動線をイメージすることです。

例えば贅沢に洗濯室を作ってしまうのはどうでしょうか。
服の収納棚、洗濯機、洗い場、そして天井から物干し竿をつるしてみましょう。そうすると洗濯をして、干して、畳んでなおす。

洗濯物のルーティーンが簡単にこなせるのではないのでしょうか。

その場合、洗面所を広く使うとかトイレを併設したりもできます。
洗面所に、洗濯機を設置することは多いかと思いますが、間取りと広さを考えて、あえて洗濯機を切り離してみたりしてもいいかもしれません。


プランを作る際に 洗濯機を置く場所を起点に生活導線をイメージすると、面白いかもしれませんね。

第12回 坪単価で知っておくべき5つのポイント

こんにちは。
ネオスタイルです!

本日も、家づくりに関するお役立ち情報を本日も発信していきたいと思います。


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家の価格の高低を判断するための基準として『坪単価』があります。

多くの方から坪単価についてご質問をいただきますし、それをもとに価格の高低を判断されている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、坪単価というものはほぼ当てになりません
今回はその理由についてお伝えしていきたいと思います。

坪単価は、以下の5つの項目によって大きく異なってきます。

坪単価に違いを生じさせる5つの要因

①家の形状の違い
坪単価というものは、建てる家の形状に大きく左右されます。
例えば、延床面積が同じだったとしても、1階が広く2階が小さい家と、1階と2階が同じ広さの家(総二階の家)では全く坪単価が違ってきます。
ましてや平屋ともなれば坪単価はグンとアップすることになります。

本当にかかる費用が不明確なまま、住宅会社を選んでしまい後悔する...ということが起きてしまう為、建てたいと願う家がどんな家なのかを相手に伝えないまま、ただ単に坪単価だけを聞いて判断してしまうのはNGです。

 


②メーターモジュールと尺モジュールの違い
これは、柱が立つ間隔の差のことです。
メーターモジュールでは、1m間隔で柱が立ちますが、尺モジュールでは、91cm間隔で柱が立ちます。
同じ間取りプランを描いたとしても、大きく面積が違ってくるよことになります。

例えば、縦方向に柱9本、横方向に柱9本となるように総二階の間取りプランを描いたとします。

すると、メーターモジュールの場合は、縦横ともに1m×8区間=8mずつということになり、各階の面積が、それぞれ8m×8m=64㎡ずつということになります。
これに対し、尺モジュールの場合は、縦横ともに91cm×8区画=7.28mずつということになり、各階の面積が、それぞれ7.28m×7.28m=52.99㎡ずつということになります。

同じ間取りを描いたとしても、64㎡×2―52.99㎡×2=22.02㎡(6.66坪)も面積に差が出ることになります。
もちろん、メーターモジュールの方が面積が広い分、少しだけ尺モジュールよりも総額が割高にはなるので、その分を考慮した上で価格比較をしてみたいと思います。


メーターモジュールの家:128㎡(38.72坪)・1800万円
尺モジュールの家:105.98㎡(32.05坪)・1700万円

あくまで参考例ですが、同じ材料を使った時には、おそらくこの程度の差になるのではないでしょうか?

この場合メーターモジュールの方は、
1800万円÷38.72坪=46.48万円が坪単価ということになります。

尺モジュールの方は、
1700万円÷32.05坪=53.04万円が坪単価ということになります。

結果、53.04万円−46.48万円=6.56万円もの坪単価の差が、ただモジュールを変えるだけで出てしまうんですよね。

坪単価の安さを前面に打ち出している会社の多くは、メーターモジュールを採用していると思いますが、ただ坪単価が安いだけで、家そのものが安いかどうかは微妙なところなので、惑わされないように充分に注意していただければと思います。

 


③延床面積と総施工面積の違い
延床面積とは家の床面積のこと。図面に記載されている面積です。
総施工面積とは、図面に記載している面積に入っていない部分も含めた面積です。具体的には、玄関ポーチ(外玄関)やベランダ、吹抜け、ロフト、
小屋裏収納、ウッドテラス(中庭)といった部分などを含めた面積です。

通常、見積金額の総額を延床面積で割った数字が『坪単価』だと思っている方が多いと思いますが、実は、全ての住宅会社が、この延床面積を基準に坪単価の説明をしてくれているとは限らず、総施工面積で割った数字で説明してくる会社もあります。

例えば家の総額が1800万円であれば、

『延床面積』の場合は坪単価60万円
『総施工面積』の場合は坪単価45万円

坪単価の表示の仕方が全く異なります。
 

しかも、これは先程のモジュールの差以上に、坪単価の差が大きく開くことになりますから、この錯覚にも惑わされないように注意していただければと
思います。
『この会社は安い!』と思って、いざ図面を描いてもらい見積りが出てくると、予想していたよりも遥かに高い見積りが出て来てビックリし
た・・・ということになりかねません。

 


④入口価格と出口価格の違い
入口価格とは、住宅会社が皆様に一番最初に提示する価格で、必要最低限のものしか工事費用に含まれていない可能性があります。実際は入口価格では満足する家を建てることは難しいことが多いです。
提示された金額に一体どこまでの工事の費用が含まれているのか、がとても重要です。

家を建てるにあたり、付帯的に必要になってくる工事というものがあります。

例えば、仮設トイレや仮設水道、仮設電気に仮設足場といった仮設工事です。
また、地盤調査費用や、各種保証費用、設計費用・建築確認申請・検査費用もそうですし、家の外部の水道工事(屋外給排水衛生工事)や電気外線の引込工事、照明器具やカーテン、浄化槽工事などもこの付帯工事に含まれます。

表向きの坪単価設定が安い会社や、『本体価格』として家の価格を表示している会社などは、こういった工事を含んでいない場合が多く見受けられます。

実は、付帯工事だけでも平均的に150万円ぐらいはかかりますし、住宅会社によっては200万円以上もの費用を設定している会社もあります。

 
こういった費用を見落としたままでプランに進んでしまい、見積もりの時に、あまりの金額の開きに驚かないようにするためにも、安すぎる
なと直感的に感じる住宅会社には注意していただければと思います。

 


⑤標準工事とオプション工事の違い
家の材料は、見た目は全く同じようでもいくつかのグレードが存在しています。

例えば、外壁材の1つであるサイディングをとっても、4~5段階ものグレードが存在します。
最も高いグレードと最も低いグレードを比較してみた場合、驚くことに100万円以上価格が違ってくることがあります。

また、外壁のみならずすべての材料にグレードが存在するわけなので、これらのグレードを落とすことで、表面的な価格を安く設定出来るというわけです。

まずはどんな材料を標準的に使っているのか?

建てている家や建てた家を見せてもらいながら説明してもらうことで、プラン作成に入るまでに明確にしておくことをオススメします。
その材料を使うことを前提として、資金計画で導き出した予算の中でプランを描いてもらわないと、後から予算が狂ってしまいます。

 
 
 
坪単価で知っておくべき5つのポイント まとめ
いかがでしたか?

①家の形状の違い
②モジュールの違い
③延床と総施工の違い
④入口と出口の違い
⑤標準とオプションの違い

この5つの要因によって、坪単価は大きく違ってくることになります。

 
『坪単価』や『本体価格』という表示は、全くあてにならないということなので、見かけの安さに騙されないようにだけ注意しましょう!
 

 

最後に...

これまで12回に渡って、家づくりに失敗しないために必要な知識についてお伝えさせていただきました。

これまでお伝えさせていただいた内容をしっかりとご理解いただければ、きっと家づくりを不安なく楽しみながら進めることが出来るのではないでしょうか。

もし、資金計画のことや住宅ローンのことについてや、土地探しのこと、また間取りについてのことなどで、分からないことやもっと詳しく知りたいことがあれば、お気軽にご連絡いただければと思います。

皆様の家づくりが満足いくものとなるよう、願っております。
また、弊社を少しでも良いな、と思っていただけたとしたなら、ぜひ一度「どんな家づくりをしたいのか」をお聞かせください。

家づくりのベストパートナーとしてご希望のお住まいを形にしていくことをお約束いたします。

12回、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
引き続き、家づくりに関するブログは更新して参りますので、次回の更新もお楽しみに!

 

第11回 住宅の価格設定の裏話

こんにちは!
ネオスタイルです。

前回は住宅会社を選ぶポイントをお伝えしました。

今回は、知らないと後悔する家づくりのパートナー選びで役に立つ情報
「住宅の価格設定の裏話」をお伝えいたします。



家づくりのパートナー選びで役に立つ情報、住宅の価格設定について

実は「安い家」って怖いんです。
「住宅を購入するその時」は、安さや値引きは嬉しいことなのに、何故怖いのか。
 
 
家の価格は、大きく分けて以下の3つの要素から成り立ちます。

1.職人さんの手間
2.建築会社の利益
3.家の材料代

家の価格を安くしたり値引きをするということは、この3つのうちのどれかを安くするしかないのです。
では、それぞれ1つずつ考えていきましょう。



職人さんの手間について

例えば、ある工務店と契約するにあたり、
100万円の費用を値引きしてもらったとします。

その値引きされた100万円は、先程の3つの要素にそれぞれ負担がのしかかることになります。


職人さんにのしかかった場合
大工さんの日当の話です。

1日の手間代:15,000円
90日かけて建てる予定のお家

=大工さんに支払う手間代は135万円
 
手間代を工務店側から27万円値引き要求された場合
135万円ー27万円=108万円で仕上げなければならなくなります。


大工さんの1日の手間代は12,000円となります。
1ヶ月で25日働いて、75,000円も手取りが減ります
 
 
そうすると、この大工さんは給料が減らないように仕事するようになります。
 
 
つまり、108万円で仕上げなければいけない家で、15,000円の手間代をもらう為には
90日かけて仕上げる予定だった家を、わずか72日で仕上げようとするわけです。


早く終わらせる為に雑な工事になる可能性や
朝早くから夜遅くまで仕事をして近所からクレームが来てしまう可能性が出てきます。
そもそも、職人を大切にできない会社が、お客様を大切にできることが考えにくいのではないでしょうか。

安売りや値引きが建築会社の利益に与える影響

驚異的に価格が安い住宅会社のほとんどは、

職人さんの手間代がものすごく安いこと
そもそも安い材料を使っていること

加えて、利益設定が低いという特徴を持っています。
 
 
つまり、1軒あたりの利益が少なく、数をこなすことで経営を成り立たせている、
いわゆる薄利多売ビジネスであるということです。

最も経費がかさむ人件費を削らざるを得なくなり、

・現場を動かす役割となる現場監督がいない
・現場経験が未熟なスタッフが現場を仕切らざるを得なくなる

そうんな状況に陥ります。
また、いつ潰れても決しておかしくない状況が生まれてしまう可能性が高くなります。
 
 
住宅会社は、お客様に30年以上の長い期間に渡って『住宅ローン』を組み、何千万という買い物をしていただくわけです。

その責任として会社を継続していく責任があります。
家を購入した後も安心して暮らしていけるようにサポートし続ける義務があります。

そのためには、適正な利益が必要にもなってくるわけであり、真っ当な会社であれば、簡単に値引きしたり、安売りしたりは出来ないはずです。
 



安売りや値引きが家の材料代に与える影響 

家で使用する材料は、見た目は同じようなモノでも、いくつかのグレードが存在します。

例えば、外壁材や床材といった目に見える材料もそうですし、
断熱材や材木といった目に見えなくなる材料もそうです。

そして、どのグレードを選択するのかによって価格は大きく異なります。

ですが、それ以上に価格が大きく違ってくる要素となるのが、
メーカーさんや取引業者さんからの材料の仕入れ価格です。

この仕入れ価格が安いか高いかは、家づくりの価格に大きな影響を与えます。


例えば、定価で100万円のお風呂

A社では40%(40万円)
B社では25%(25万円)

上記の掛け率で仕入れていたとします。

すると、お風呂の金額だけで15万円も差が出てきます。
 
 
もし、その他にキッチンやトイレ、その他家を建てる為に必要な仕入れ価格に15%の差があったとしたら。
A社とB社で、1棟の家を建てるためにかかる費用にどれだけ差が出てくるのでしょうか。
 
 
同じメーカーの同じ商品を使ったとしても大きく価格が違ってくることになります。


仕入れ価格は、どうやって決まるのか。

実は、
棟数実績が多い=価格が安い
というわけではないのです。

逆に、
棟数実績が少ない=仕入れ価格が高い
という式も当てはまりません。
 
 
仕入れ価格は、その会社の企業努力によるものです。

メーカーさんや取引業者さんに、どれだけ上手く交渉ができるのか。
『この会社のために力になってあげたい』と思ってもらえるような熱意や人柄

これらが、仕入れ価格に大きく影響するということなのですね。

 


ネオスタイルでは、仕入れコストを下げ、
良い材料を使いつつ、少しでも安く建てられるように努力しています。

尚且つ、良い家を建てるための手間
アフターメンテナンスサービスもしっかり行っています。
 
 
そのためには会社を存続させなければいけないわけなのです。
このような背景からやはりそれほど安く建てられるわけではないのです。


決して安い買い物ではないからこそ、住宅会社を選ぶ時は、ただ価格が安いという理由で選ぶことはおすすめしません。
 
 
良い会社には、良い職人さんたちとサポートしてくれるメーカーさんや取引業者さんたちが必ずいます。
そこを見極めていくことが住宅会社選びでは大切です。
 
 

それでは、今回はここまでです^^
次回もお楽しみに♪

第10回 住宅会社選びで大切なポイント

こんにちは!
ネオスタイルです!

今日で10月最後ですね。
今日の夜は、ハロウィンをご家族で楽しんでいただけると良いなと思います^^
本日も家づくりで知っておくと良い知識について、ブログを書いていきたいと思います。

 
 
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前回の復習
 
「家づくりに適した土地であるかどうか」
について、まずは建築会社に相談をしましょう!ということを前回、お伝えしました。
 
では、どんな建築会社に相談をすれば良いか。
相談相手として下記ポイントに当てはまる会社には注意しましょう。

✔資金計画もせずに、いきなり土地を探そうとする
✔先に土地を不動産屋さんで決めてきてくださいという
✔住宅ローンを銀行に丸投げ
✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする
✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない
 

今回は 、どうして上記の様な会社に注意するべきかについてお伝えします。
その上で「住宅会社選びで大切な2つのポイント」のうちの一つ目について説明していきますね。
 

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住宅会社選びで大切なポイント①

大切な3点について「プロ」であるかどうか

①お金のこと
②建物のこと
③土地のこと
 
住宅会社を選ぶ時には、建築だけではなく、上記3つ全てにおいて「プロ」であるかどうか。
 
 
住宅会社選びの大切な一つ目のポイントです。
 
 
皆様に注意していただきたいのは、
家を売ることしか考えていない営業マンです。
 
新築を建てる方は、30年以上という長期間で"住宅ローン"を組むのがほとんどです。
 
長く続く住宅ローンの支払い。
それぞれ、ライフプランの中には、
 
・車の買い替え
・子供たちの大学や専門学校に進学
・家族の思い出づくりのための旅行
・食費や光熱費も子供の成長とともにどんどん増えていく
 
お金のかかるポイントが要所にあります。
 
そして時間の流れと共に収入や支出が変わることは当たり前です。
その変化を踏まえた上で、建てた後の暮らしのことを考えた資金計画がとても大切です。

 
しかし、冒頭のチェック項目にある、

✔資金計画もせずに、いきなり土地を探そうとする
✔先に土地を不動産屋さんで決めてきてくださいという
✔住宅ローンを銀行に丸投げ
✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする
✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない
 
上記の様な会社は、明らかに資金計画をおろそかにしたままで家づくりを進めていこうとしています。

 

資金計画を疎かにしてしまうと
 
・家づくりで妥協しなければならない点が出てくる 
・無理な住宅ローンを組むことになり、後々苦しい生活を送ることになってしまう 
 
など、悲しい結末になってしまう可能性が高くなります。
 
 

住宅会社は『家を建てるプロ』です。
しかしそれと同時に、あなたにとっての初めての家づくりを全力でサポートすべき存在でもあるべきです。
 

資金計画にしても、土地選びにしても、他社に任せたりお客様のセルフサービスにするわけには行きません。
 
 
ネオスタイルでは、
家づくりにおいてトータルコーディネートを行い、家づくりのパートナーとしてプロ意識を持ち取り組んでいます。


まとめになりますが、住宅会社を選ぶ時には、

①お金のこと
②建物のこと
③土地のこと
 
建築だけではなく、上記3つ全てにおいて「プロ」であるかどうか。
この3点に気をつけて家づくりのパートナーを決めることを意識してみてくださいね!

では、また次回の更新の時に^^

第9回 土地を見極めるための3つのポイント

 
こんにちは!
ネオスタイルです!

9月ももう後半、秋が近づいて参りましたね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回も「土地探しのコツ」に関して知っておいた方が良い知識をお伝えしていきますね!
少し長いかもしれませんが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。


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〈 前回の復習 〉

・人気の土地
 南側が道路に面した土地

・南側道路の土地のメリット
 道路に面していれば、太陽の光を遮るような建物が建たない為、日当たりが保証される。

・南側道路の土地のデメリット
 日当たりの恩恵が受けられる家の設計をすることが難しい
 金額が高額、割高。
 価格交渉が困難。即決を迫られる可能性大。
 
メリット、デメリットを踏まえて土地選びをした方が良いということを前回お伝えしました。
 
 
 
 

今回は、
「どうやって良い土地と悪い土地を見極めるのか」
についてブログを書きます。
 
 

まず大前提として、どんな土地でも設計の工夫やアイデア次第で、その土地が持つメリットを最大限に引出すことは充分可能です。

『高い土地=いい土地』
『安い土地=悪い土地』

そんな固定概念に捕われず、資金計画で導き出した予算を意識しながら、土地探しをしていただければと思います。
 
 
 
 
では何を基準に土地選びをすればいいのか、
土地探しにおいて大切な3つのポイント
についてお話しますね!
 
 

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POINT その1.
「いいな~と思う土地が見つかった時は、最低6回は現地を見に行くこと」

6回も見に行くの!?
と驚かれたかもしれません。

でも、6回なんです。
ただ何も考えずに6回見に行けばいつでもいいというわけではなく、ポイントは"いつ見に行くか"です。
 
具体的にいつ見に行くのか。
『平日の朝・昼・夜』と『日曜の朝・昼・夜』です。

平日の朝が大事な理由は下記です。
・日の入り方
・近隣の方たちの通学・通勤の様子
・ゴミ出しの状況
などり見ることが出来るからです。

 
平日の午後に関しては、もちろん"日の入り方"

そして平日の夜が大事な理由は、

・外灯があるかどうか
・人通りや車通りはどうか
・夜間も安心して暮らすことが出来るかどうか

を確認出来るからです。
 
 
 

また、平日と日曜では人の行動は全然違うため、日曜日にも朝・昼・夜、同様に様子をチェックしておいた方が良いでしょう
 
平日と日曜の両方の朝・昼・夜の近隣の状況や環境を確認することで、土地を購入してから後悔する可能性が低くなります。
 
 
 


POINT その2.
『災害の危険性やご近所さん情報など土地についてリサーチすること』
 

『調べに行く時間がなかった・・・』
『何を確認したら良いか分からなかったけど、色々確認すべきだった・・・』
『不動産屋さんに聞いたら心配ないと言っていたから大丈夫だと思った・・・』

  
そんな後悔の声を過去にたくさん聴いてきました。
 
 
 
リサーチは不動産屋さんや住宅会社などに任せるのではなく、自分でリサーチすることをお勧めします。

自分がこれから長く暮らして行く土地。
ご自身の目でリサーチして確認することは安心して暮らすために、とても重要なことです。

 
 

リサーチの際には下記ポイントを確認しましょう!
 

リサーチでチェックするべきポイント
 ・近所の人はいい人か
・浸水の心配はないか
・地震の時の対応は?
・津波のリスクはあるか
・過去にどんな災害が起きているか
・学校までの通学路は安心?
・病院やスーパーは近くにあるか 

それらの心配要素を消すことができる1つに、市役所や町役場に備え付けてある『ハザードマップ』があります。
過去の水災の状況、将来の災害予測、液状化リスク、緊急時の避難場所、学校や病院施設の場所などが記載されている冊子です。
これを見れば、その土地のことを多く知ることが出来ます。
   
また、ただ『ハザードマップ』を見て安心するだけでなく、

・水災があった時の状況はどうだったのか
・集中豪雨の時や台風の時の状況はどうなのか

など、ご近所さんに直接聞いてみて、生の情報を教えてもらうことも良いでしょう。
 
 
POINT その3.
『住宅会社に、一緒に土地を見に行ってもらうこと』

その理由は2つ。
 
①建築のプロと土地を見ることで、マイホームに求めるものを叶えられるかがわかるから
 
住宅会社の方と一緒に見に行き、あなたが望むような家を建てることが出来るのかということを、アドバイスしてもらうようにするといいと思います。
そして、土地を契約する前に実際にプランを描いてもらい、見積りまで出してもらうようにすれば、より具体的にイメージが湧くよう
になるでしょう。

②土地以外にかかってくる別途費用を把握するため
土地を購入しようと思えば、雑誌やインターネットに掲載されている価格だけで購入することは出来ません。
その土地の状況によって様々な費用がかかってくるものです。
 
これらは、素人では調べることは難しい上に、不動産屋さんに具体的に聞いたとしても、ズボラな調査しかしてくれない可能性の方が高いんです。
建築するにあたり「土地がどんな状況なのか」ということは住宅会社にとっても、ものすごく大切なことです。

そのため不動産屋さんではなく、住宅会社にしっかりと事前調査してもらうことをオススメします。
 
 
最後に
土地の調査をお願いする住宅会社を選ぶ基準をお伝えします。
 
✔あなたに無理のない資金計画を立ててくれる会社なのか?
✔住宅ローンに対する知識は豊富で銀行に丸投げしないか?
✔あなたが建てたいと願う家の予算を先に伝えてくれるのか?
✔建築にかかるお金を後出しせずに正直に話してくれるのか?
✔土地の調査や近隣調査などを快くしてくれるのか?

上記をご確認の上、住宅会社を選ぶと良いです。
 

 
逆に言えば、
✔資金計画もせずに、いきなり土地を探し出そうとする会社
✔先に土地を不動産屋さんで決めてきてほしいという会社
✔住宅ローンを銀行に丸投げする会社
✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする会社
✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない会社
などに当てはまる住宅会社には注意していただければと思います。
 

 
最後までお読みいただきありがとうございました!
では、次回は『住宅会社選びのポイント』ついてお伝えしていきたいと思います^^
次回の更新をお楽しみに^^

第8回 多くの方が土地探しで陥る落とし穴

 
 
こんにちは!
ネオスタイルです。
 
本日も、家づくりに関する知識ブログを更新します。
参考にしていただけると幸いです^^
 


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本日は「土地探し」について。

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家づくりをされるほとんどの方がそうであるように『日当りがいい土地を買いたい!』と思っているのではないでしょうか。
 

この日当りがいい土地とは、一般的に
敷地の南側に道路が接している『南側道路の土地』のことを指しますよね。
南側に道路があれば、太陽の光を遮る建物は建ちません。
 
光を妨害するものが建たない、南側が道路に面した土地は、一見日当たりが良さそうに見えますが、実は2つの落とし穴が潜んでいます。
 
 

 
●1つ目の落とし穴

『土地の値段が一番割高な上、誰もが同じように狙っているため手に入りにくい価格交渉をする余地もない・・・』
 
他のみなさんも、日当りがいい土地を買いたいと思っています。
競合が多い日当たりが良い土地は、広告や雑誌に載る前に売れてしまうことがほとんど...

偶然出会ったとしても、もちろん価格交渉の余地など全くないでしょうし、その土地が良いかどうかも分からない状態で即決を迫られることになるでしょう。

その上、需要が供給を上回るそういった土地は、価格の設定も割高。
家づくり予算のうち、土地に予算を使い過ぎて肝心の家に予算が回せなくなってしまう・・
 

なんとか頑張って支払っていこう!

そう言って家まで予算を超えて購入してしまうと、住宅ローンに負担がのしかかってくることになり、建てた後の生活が苦しくなってしまうことになりかねないというリスクを持っています。

 
 
 
 
●2つ目の落とし穴

『日当たりは良好。しかし、そのせいで人目が気になる暮らしにくい家になってしまうかもしれない・・・』
 
日当りが良さそうな土地で設計図を描く。
ほとんどの住宅会社は南に大きな窓をつくるでしょうし、あなたもそういう設計をきっと望むことでしょう。

しかし少し冷静に考えてみてください。

あなたの土地の南が道路だとしたら、車や人がたくさん通ることになりますよね。
隣近所の方だけじゃなく知らない方からも家の中が丸見えになる可能性があります。

人目が気になり、リラックスしてリビングで過ごせなくなってしまったり、カーテンを常に閉め切るようになってしまいます。
こうなると、なんのために日当たりがいい土地を高いお金を出して買ったのかよく分からなくなってしまいますよね。

そのため、日当たりが良い土地を購入したとしたら、設計時においてなんらかの工夫をしなければいけないということを覚えておいていただければと思います。
 
 
 

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誰もが良いと思っている『南側道路』の日当りが良さそうな土地。
メリット、デメリットを見て判断をしていきましょう。
 

また、住まいの満足度を上げるためには建物にも費用をかけたくなるお客様はたくさんいらっしゃいます。

完璧な土地を求めて費用をかけすぎて、資金計画が上手くできない!なんて状況にならないように。
 
土地と建物のトータルバランスを考えて、計画を練っていきましょう^^
 
 
 

では次回は、あなたがどんな土地を探せば良いのか?についてお伝えしていきたいと思います。

お楽しみに♪

第7回 土地探しにかかるその前に・・・

こんにちは!
ネオスタイルです!

本日も家づくりに必要な知識についてBlogを更新していきますね。


今回は『土地探し』についてお伝えしていきます。


土地を見つけたい!と思ったら、
土地購入のためには、土地代と別に
どういった費用が別途でかかるのかを把握すること

想像している以上に、
実はいろいろなお金がかかるので、
よく覚えておいていただければと思います。


土地購入のためにかかる諸費用

土地代金
雑誌や新聞広告、それからインターネットに掲載されている費用。

仲介手数料
土地の仲介をしてくれた不動産屋さんに支払う手数料。
(最大で、土地代金の3%+6万円に消費税を乗じた金額)

固定資産税精算金
前払いしてある固定資産税を引渡しの日を境に日割り計算し、売主さんに支払います。
(地域によっては都市計画税も別途でかかることがあります。)

境界基礎工事代金
分譲地の場合であれば、隣との境に作るブロックやフェンスの基礎費用です。(隣と折半が多い)
隣との境に境界がない場合は、設置しなければいけないこともあるので、土地を買う時にはしっかりとチェックしてください。

水道加入金
市町村に支払う水道メーター設置や
水道の使用権利金です。
市町村によって指定の水道管口径が異なり、
そうなれば金額も異なってくることになるので、
市町村の水道課にて確認することが大切です。

所有権移転登記費用
土地を購入する際に登記変更をします。
その手続きの費用になります。
また、購入した土地が宅地(家を建てれる地目)になっていない場合(例えば畑など)は、別途、地目変更登記費用が掛かる場合もありますのでこちらもしっかり確認をしましょう。

その他、地域によってかかるもの
・ 排水負担金
・ 水道引込工事費用
※水道が敷地内に引き込まれていない場合であれば、前面道路から敷地内に水道管を引き込むための費用が必要
・ 造成工事費用
畑や田んぼなどの農地であれば、土の入れ替え工事費用や造成工事費用などがかかります。

 
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上記の諸費用を考慮した上で、土地予算を出し、土地探しをしないと確実に予算オーバーしてしまいます。

そのオーバーしたお金は、建築費用を圧迫しかねない
余分に借り入れしなくてはいけなくなってしまうことになる

そういったことを防ぐために、雑誌や新聞広告、そしてインターネットに載っている土地代以外にも色んなお金がかかるんだということをしっかり把握していただければと思います。

それでは、次回は『多くの方が土地探しで陥る落とし穴』についてお話ししていきますね。
お楽しみに♪

第6回 家づくりにかかる諸経費について

 
こんにちは。
ネオスタイルです。
 
「初めての家づくり」で損をしないために必要な知識についてお伝えしていきます。
それでは、今回からは家づくりにかかる全体の費用を細分化してお伝えしていきますね!

まず、第6回でお伝えすることは「諸経費」について詳しく解説します(^^)
 

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まず、そもそも家づくりにおいて諸経費とは何を指すのか。
簡単に3つに分けることが出来ます。

諸経費とは...
①住宅ローンを借りる時に銀行に支払う経費
②火災保険・地震保険料
③登記費用

上記3つについて、細かく解説していきます。
 
 

①銀行に支払わなければいけない経費
住宅ローン商品によってかかる経費は異なります。
例えば、固定金利選択型の住宅ローンであれば下記費用がかかることが一般的です。

固定金利選択型
・印紙代
・事務手数料
・保証料
 
しかし、フラット35のような固定金利にはまた違う費用がかかります。
 
フラット35
・保証料は不要
・融資手数料
・印紙代
・団体信用生命保険料
・つなぎ融資手数料
・つなぎ融資金利、

同じ固定金利選択型の住宅ローンだったとしても、銀行や借入れする人によって条件が異なります。
フラット35のつなぎ融資にかかる手数料や金利は、土地を自己資金で買うのかそうじゃないのか?によっても異なります。
 
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一般的に、これらの経費は、

・固定金利選択型の住宅ローンは安い
・固定の住宅ローンは高い

という特徴があります。
金利に加えこれらの経費まで安いという理由から安易に固定金利選択型ローンを選んでしまう方が多いので、注意が必要です。
 
 
②-1 火災保険

火災保険については、損害保険会社によって違いがあります。
そこで、今回は火災保険を選ぶ上で最低限の知識をお伝えしていきます。

保険適用範囲の選択
・建物のみ
・建物+家財
※『家財』とは、テレビやソファなどを指します。

もちろん、保証範囲によって支払う費用も異なります。
建物+家財になると金額は上がります。

また、火災だけではなく『水災』による被害にも対応可能なプランもあります。

そうなれば費用はもちろん上がってしまうのですが、少し土地が低いなと感じている方だけじゃなく、心配がない地域に住まわれる場合でも、多少費用をかけてでも水災には対応しておくほうが無難かもしれませんね。

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また、火災保険の価格は『建物の構造』によっても違ってきます。

木造住宅における耐火・非耐火構造
建物の構造は『耐火(T構造)』と『非耐火(H構造)』の2つに分類されます。

『省令準耐火構造』という構造が木造住宅では耐火構造(T構造)にあたります。
そして、耐火なのか非耐火なのかで、火災保険の価格はなんと60%近くも変わってしまいます。
 
 
< 例 >
火災保険は10年間までは一括払いをすることが可能。

2000万円の建物で耐火と非耐火、
10年分を一括支払いの総額で比較すると下記です。

耐火構造 :約15万円
非耐火構造:約35万円

その差なんと約20万円
しかも10年間のみの話の為、それ以上の差額になります。
 
 
住宅会社でプランをしてもらう際には、その会社の建物の基本構造が、耐火なのか非耐火なのかを確認する必要があります。
また、建物について希望するポイントを叶えると、耐火基準から外れることもあります。
その点も住宅会社に確認しつつプランを練ることが必要です。
 
 
②-2 地震保険
ここでは地震保険に関する5つのポイントをご紹介します。

POINT 1.
どこの保険会社で加入しても条件が同じ

POINT 2.
火災保険に入らなければ、地震保険単体では入れない

POINT 3.
最長で5年なので、5年ごとに更新しなければいけない(1年ごとの更新も可)

POINT 4.
火災保険同様、耐火構造なのか非耐火構造なのかで保険料が60%近く変わってくる

POINT 5.
最大で建物の価格の半分までしか補償してくれない

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つまり、もし地震が起こり全壊したとしても、家を2000万円で建てたとしたら1000万円までしか保険はおりません。

地震保険さえかけていれば、地震が起こった時に建替えが出来るわけではありません。
地震保険は、当面の生活資金のための保険だという風に認識していただいていた方がいいでしょう。


③ 登記費用

登記に関しては、もし現金で家を建てる予定ならば、その多くを省略することが出来ます。
しかし、住宅ローンを利用するなら、銀行が住宅ローンの借主様の土地や建物を担保として設定する為、登記費用が必要になってきます。

土地から買って家づくりをするのか、建替えなのか。
目的に応じて、登記の種類は違います。

特に知っておきたい登記は下記6種類です。

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①所有権移転登記
土地を買った時に名義を売主から買主に移すための登記
(土地から買って家づくりをする方は必要)

②建物表示登記
新築したときに構造や面積、敷地との関係を示す登記
(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

③建物保存登記
新築した家が自分の持ち物であるということを第三者に示すためする登記
(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

④抵当権設定登記
融資した銀行が土地や家を担保に入れたことを第三者に示すための登記
(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

⑤建物滅失登記
建替えするにあたり、もともと建っていた家を取り壊したことを証明するための登記
(古い家を取り壊して家を建てる方は必要)

⑥土地地目変更登記
畑や田んぼなどの農地であったり、雑種地といった宅地以外の土地を宅地に変更するための登記
(宅地以外の地目の土地の上に家を建てる全ての方に必要)

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いかがでしたか?
諸経費について細かくお伝えしました。

全体予算から、これらの諸経費に加え、家具や家電、地盤改良費用、引越代といったその他諸々の経費を差し引いていただければ、土地や家に掛けられる予算がより明確に出てくることになります。


次回からはいよいよ『土地探し』について詳しくお伝えしていきたいと思います!
お楽しみに♪

第5回 正しい資金計画のやり方

こんにちは。
ネオスタイルです!

ゴールデンウィークが始まり、皆様はどんな毎日をお過ごしでしょうか。
 
本日も、「初めての家づくり」の時に損をしないために必要な知識についてブログを更新したいと思います。

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今回は資金計画のやり方についてお伝えしていきます。

家づくりにおいてもっとも大切なこと
それは、一番最初に資金計画を行うことです。

土地決め
住宅会社選び
間取りやプラン設計

など家づくりにはやるべき事が盛りだくさん。

多くの住宅会社が土地や間取りが決まり、最後に見積りと同時に資金計画書という手順で提案されます。

しかし、このタイミングで資金計画を行うのでは意味がありません。
 
 
マイホームにおいて資金計画の正しい目的は、支払い可能な金額の大枠を決めること。
「その家がいくらかかるのか」を知るためではないのです。

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正しい順序は

①最大借入可能額を調べる
②支払っていける金額(全体予算)を決める
②諸費用を把握する

そして最後に、
土地や建物にそれぞれ、どれくらい予算を振り分けるのか計画を立てる

大枠を決める事が目的である為、家づくりの最初にしなければ意味がありません。
家づくりは、資金計画から始めることで後悔しないものになります。
 

資金計画で最初に行う「最大借入可能額を決める」にあたり重要なのは住宅ローン選び


本日は住宅ローンについて考えてみましょう。

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『住宅ローン』で借り入れする金額を決める際、

(1)金利タイプ
(2)返済期間
(3)月々返済額

この3つをもとに決めていきます。

(1)~(3)を元にどうやって住宅ローン商品を選ぶのか。
これから一つずつご説明します。
  
 
(1)金利タイプ
金利タイプは3種類あります。

変動金利
固定金利選択型金利
固定金利

詳しくは前回(第4回)で説明しています。
 
 
(2)返済期間

一般的には、返済期間の最長は35年。
※フラット50という返済期間50年まで可能な商品もありますが、ここでは割愛します)

返済期間については自分自身で自由に決められます。

返済期間は5年単位でしか決められないという勘違いされている方多いですが、年単位で自由に選ぶことが可能です。

またフラット35について、35年間返済に時間をかけなくてはならない
と思い込んでいる方がけっこういらっしゃいます。
この誤解についても、決してそんなことありませんので、安心していただければと思います。
 
 
(3)月々の返済額

毎月いくらぐらいなら返済可能でしょうか。

1.今の家賃で払っている金額ぐらい?
2.家賃に1万円足したぐらい?
3.家賃に2万円足したぐらい?
4.せっかく一生に一回の家を建てるのだからそれ以上?

この金額については、価値観によるものなので、正解があるわけではありません。
何を基準に決めるかが大切になります。

 
あなたが、現在賃貸アパートやマンションにお住まいなら、

『家賃』+『光熱費(ガス・電気・水道代)』

が、居住費としてかかっていますよね。

 
家を建てるとなると、この『家賃』が『住宅ローン』に変わり、さらに『固定資産税』を支払わなければなりません。

また、家の面積が増える分、もしかしたら光熱費も上がるかもしれません
20年後、30年後の『修繕』に備え、積立ても必要です。

そうなれば、今までよりもお金がかかってしまうということになりますよね。
 
 
その為、最初に『資金計画』をしつつ、それに加えて『保険』を見直すことがベストです。

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住宅ローンを借りると、団体信用生命保険と言う生命保険に加入することになります。

ローンを組んだ方にもしものことが合った場合、住宅ローンが保険金で相殺されます。
 
その為保険の内容が重複してしまうところが出てくる可能性が高いのです。
家を建てる機会に、一度現在お入りの保険を見直してみることも大切なんですよね。

無駄に保障ばかり増やして、保険にお金をかけ過ぎている方も決して少なくないのです。
 
 
保険を1〜2万円削ることが出来れば、その浮いた分の費用で固定資産税や修繕費用の積立てが可能です。
保険の見直しも考えつつ、返済金額を算出していただければと思います。
 

住宅ローンは、上記の3点について計画を練って選択をすべきです。

最初に逆算された借入金額に、負担出来る自己資金を加算した合計金額がベストな全体予算なのです。
 

では次回は、その全体予算を細分化していきますね。
まずは土地と家以外にかかる費用の中の、諸経費について詳しくお伝えしたいと思います。

お楽しみに♪