住まいのダニ対策、していますか?

最近の住宅は気密性が高いため、
一年中、快適な温度を容易に保ってくれます。

しかし、どんなに性能の良い住宅でも、きちんとお手入れしなければその良さも半減してしまいます。
快適な住宅は、実はダニにとっても快適な状態になっているかもしれません・・・
ちょっと怖いですね。

今回は、この目に見えないダニを対策する方法を考えていきましょう!

ダニの死骸やフンは、アレルギー症状などを引き起こすことは知られています。
ダニが好む環境は湿度70%以上の環境。
高気密住宅で、この湿度になってしまうと、たちまちダニの住処となってしまいますね・・・


それでは、どうすればよいでしょうか。


まずはエアコンの除湿機能などを利用して、室内の湿度を60%以下に保ちましょう。
これだけでダニの繁殖を防ぐことができます。


それから掃除機がけです。
掃除機のパワーを強にして、1㎡あたり約5分かけ、ダニやダニの栄養源であるホコリを丁寧に取り除きましょう。


掃除機をかけることで吸い取られるだけでなく、一部は室内に舞い上がってしまいます。
掃除機をかけた後は、室内2か所の窓を開け1時間ほどしっかりと換気をします。
毎日のお掃除の仕方でもほんの少し意識するだけで、ダニの繁殖を抑えることができるんです!


次にダニの温床となりがちな寝具。
布団は天日干しが有効です。
夏は紫外線が強く、熱がこもりやすいので、片面1時間をめやすに裏表まんべんなく日に当てます。


干した後は、片面40秒ほど掃除機をかけておくと布団に残ったダニの死骸を取り除けます。
マットレスなど、外に干せない場合は布団乾燥機などを活用するのもよいでしょう。


また、クローゼットや押し入れの中も心配ですね。
クローゼットやタンスに入れっぱなしの衣類は年に1~2回、風をあてて湿気をとる「虫干し」を。


虫干しのタイミングは、2~3日晴天が続き、空気が乾燥している10~14時の間。
風通しのよい日陰で2~3時間干しましょう。


特にたまにしか着ない礼服などはカビも心配ですね。
しっかりチェックしておきましょう。


衣類を干している間は、クローゼットや押し入れの扉も開けっ放しにして、風を通します。
クローゼットや押し入れに防湿材を入れておく場合は衣類の下のほうに設置しましょう。


こまめなお手入れで、長く快適なマイホームを楽しみましょう!