第12回 坪単価で知っておくべき5つのポイント

こんにちは。
ネオスタイルです!

本日も、家づくりに関するお役立ち情報を本日も発信していきたいと思います。


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家の価格の高低を判断するための基準として『坪単価』があります。

多くの方から坪単価についてご質問をいただきますし、それをもとに価格の高低を判断されている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、坪単価というものはほぼ当てになりません
今回はその理由についてお伝えしていきたいと思います。

坪単価は、以下の5つの項目によって大きく異なってきます。

坪単価に違いを生じさせる5つの要因

①家の形状の違い
坪単価というものは、建てる家の形状に大きく左右されます。
例えば、延床面積が同じだったとしても、1階が広く2階が小さい家と、1階と2階が同じ広さの家(総二階の家)では全く坪単価が違ってきます。
ましてや平屋ともなれば坪単価はグンとアップすることになります。

本当にかかる費用が不明確なまま、住宅会社を選んでしまい後悔する...ということが起きてしまう為、建てたいと願う家がどんな家なのかを相手に伝えないまま、ただ単に坪単価だけを聞いて判断してしまうのはNGです。

 


②メーターモジュールと尺モジュールの違い
これは、柱が立つ間隔の差のことです。
メーターモジュールでは、1m間隔で柱が立ちますが、尺モジュールでは、91cm間隔で柱が立ちます。
同じ間取りプランを描いたとしても、大きく面積が違ってくるよことになります。

例えば、縦方向に柱9本、横方向に柱9本となるように総二階の間取りプランを描いたとします。

すると、メーターモジュールの場合は、縦横ともに1m×8区間=8mずつということになり、各階の面積が、それぞれ8m×8m=64㎡ずつということになります。
これに対し、尺モジュールの場合は、縦横ともに91cm×8区画=7.28mずつということになり、各階の面積が、それぞれ7.28m×7.28m=52.99㎡ずつということになります。

同じ間取りを描いたとしても、64㎡×2―52.99㎡×2=22.02㎡(6.66坪)も面積に差が出ることになります。
もちろん、メーターモジュールの方が面積が広い分、少しだけ尺モジュールよりも総額が割高にはなるので、その分を考慮した上で価格比較をしてみたいと思います。


メーターモジュールの家:128㎡(38.72坪)・1800万円
尺モジュールの家:105.98㎡(32.05坪)・1700万円

あくまで参考例ですが、同じ材料を使った時には、おそらくこの程度の差になるのではないでしょうか?

この場合メーターモジュールの方は、
1800万円÷38.72坪=46.48万円が坪単価ということになります。

尺モジュールの方は、
1700万円÷32.05坪=53.04万円が坪単価ということになります。

結果、53.04万円−46.48万円=6.56万円もの坪単価の差が、ただモジュールを変えるだけで出てしまうんですよね。

坪単価の安さを前面に打ち出している会社の多くは、メーターモジュールを採用していると思いますが、ただ坪単価が安いだけで、家そのものが安いかどうかは微妙なところなので、惑わされないように充分に注意していただければと思います。

 


③延床面積と総施工面積の違い
延床面積とは家の床面積のこと。図面に記載されている面積です。
総施工面積とは、図面に記載している面積に入っていない部分も含めた面積です。具体的には、玄関ポーチ(外玄関)やベランダ、吹抜け、ロフト、
小屋裏収納、ウッドテラス(中庭)といった部分などを含めた面積です。

通常、見積金額の総額を延床面積で割った数字が『坪単価』だと思っている方が多いと思いますが、実は、全ての住宅会社が、この延床面積を基準に坪単価の説明をしてくれているとは限らず、総施工面積で割った数字で説明してくる会社もあります。

例えば家の総額が1800万円であれば、

『延床面積』の場合は坪単価60万円
『総施工面積』の場合は坪単価45万円

坪単価の表示の仕方が全く異なります。
 

しかも、これは先程のモジュールの差以上に、坪単価の差が大きく開くことになりますから、この錯覚にも惑わされないように注意していただければと
思います。
『この会社は安い!』と思って、いざ図面を描いてもらい見積りが出てくると、予想していたよりも遥かに高い見積りが出て来てビックリし
た・・・ということになりかねません。

 


④入口価格と出口価格の違い
入口価格とは、住宅会社が皆様に一番最初に提示する価格で、必要最低限のものしか工事費用に含まれていない可能性があります。実際は入口価格では満足する家を建てることは難しいことが多いです。
提示された金額に一体どこまでの工事の費用が含まれているのか、がとても重要です。

家を建てるにあたり、付帯的に必要になってくる工事というものがあります。

例えば、仮設トイレや仮設水道、仮設電気に仮設足場といった仮設工事です。
また、地盤調査費用や、各種保証費用、設計費用・建築確認申請・検査費用もそうですし、家の外部の水道工事(屋外給排水衛生工事)や電気外線の引込工事、照明器具やカーテン、浄化槽工事などもこの付帯工事に含まれます。

表向きの坪単価設定が安い会社や、『本体価格』として家の価格を表示している会社などは、こういった工事を含んでいない場合が多く見受けられます。

実は、付帯工事だけでも平均的に150万円ぐらいはかかりますし、住宅会社によっては200万円以上もの費用を設定している会社もあります。

 
こういった費用を見落としたままでプランに進んでしまい、見積もりの時に、あまりの金額の開きに驚かないようにするためにも、安すぎる
なと直感的に感じる住宅会社には注意していただければと思います。

 


⑤標準工事とオプション工事の違い
家の材料は、見た目は全く同じようでもいくつかのグレードが存在しています。

例えば、外壁材の1つであるサイディングをとっても、4~5段階ものグレードが存在します。
最も高いグレードと最も低いグレードを比較してみた場合、驚くことに100万円以上価格が違ってくることがあります。

また、外壁のみならずすべての材料にグレードが存在するわけなので、これらのグレードを落とすことで、表面的な価格を安く設定出来るというわけです。

まずはどんな材料を標準的に使っているのか?

建てている家や建てた家を見せてもらいながら説明してもらうことで、プラン作成に入るまでに明確にしておくことをオススメします。
その材料を使うことを前提として、資金計画で導き出した予算の中でプランを描いてもらわないと、後から予算が狂ってしまいます。

 
 
 
坪単価で知っておくべき5つのポイント まとめ
いかがでしたか?

①家の形状の違い
②モジュールの違い
③延床と総施工の違い
④入口と出口の違い
⑤標準とオプションの違い

この5つの要因によって、坪単価は大きく違ってくることになります。

 
『坪単価』や『本体価格』という表示は、全くあてにならないということなので、見かけの安さに騙されないようにだけ注意しましょう!
 

 

最後に...

これまで12回に渡って、家づくりに失敗しないために必要な知識についてお伝えさせていただきました。

これまでお伝えさせていただいた内容をしっかりとご理解いただければ、きっと家づくりを不安なく楽しみながら進めることが出来るのではないでしょうか。

もし、資金計画のことや住宅ローンのことについてや、土地探しのこと、また間取りについてのことなどで、分からないことやもっと詳しく知りたいことがあれば、お気軽にご連絡いただければと思います。

皆様の家づくりが満足いくものとなるよう、願っております。
また、弊社を少しでも良いな、と思っていただけたとしたなら、ぜひ一度「どんな家づくりをしたいのか」をお聞かせください。

家づくりのベストパートナーとしてご希望のお住まいを形にしていくことをお約束いたします。

12回、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
引き続き、家づくりに関するブログは更新して参りますので、次回の更新もお楽しみに!

 

第11回 住宅の価格設定の裏話

こんにちは!
ネオスタイルです。

前回は住宅会社を選ぶポイントをお伝えしました。

今回は、知らないと後悔する家づくりのパートナー選びで役に立つ情報
「住宅の価格設定の裏話」をお伝えいたします。



家づくりのパートナー選びで役に立つ情報、住宅の価格設定について

実は「安い家」って怖いんです。
「住宅を購入するその時」は、安さや値引きは嬉しいことなのに、何故怖いのか。
 
 
家の価格は、大きく分けて以下の3つの要素から成り立ちます。

1.職人さんの手間
2.建築会社の利益
3.家の材料代

家の価格を安くしたり値引きをするということは、この3つのうちのどれかを安くするしかないのです。
では、それぞれ1つずつ考えていきましょう。



職人さんの手間について

例えば、ある工務店と契約するにあたり、
100万円の費用を値引きしてもらったとします。

その値引きされた100万円は、先程の3つの要素にそれぞれ負担がのしかかることになります。


職人さんにのしかかった場合
大工さんの日当の話です。

1日の手間代:15,000円
90日かけて建てる予定のお家

=大工さんに支払う手間代は135万円
 
手間代を工務店側から27万円値引き要求された場合
135万円ー27万円=108万円で仕上げなければならなくなります。


大工さんの1日の手間代は12,000円となります。
1ヶ月で25日働いて、75,000円も手取りが減ります
 
 
そうすると、この大工さんは給料が減らないように仕事するようになります。
 
 
つまり、108万円で仕上げなければいけない家で、15,000円の手間代をもらう為には
90日かけて仕上げる予定だった家を、わずか72日で仕上げようとするわけです。


早く終わらせる為に雑な工事になる可能性や
朝早くから夜遅くまで仕事をして近所からクレームが来てしまう可能性が出てきます。
そもそも、職人を大切にできない会社が、お客様を大切にできることが考えにくいのではないでしょうか。

安売りや値引きが建築会社の利益に与える影響

驚異的に価格が安い住宅会社のほとんどは、

職人さんの手間代がものすごく安いこと
そもそも安い材料を使っていること

加えて、利益設定が低いという特徴を持っています。
 
 
つまり、1軒あたりの利益が少なく、数をこなすことで経営を成り立たせている、
いわゆる薄利多売ビジネスであるということです。

最も経費がかさむ人件費を削らざるを得なくなり、

・現場を動かす役割となる現場監督がいない
・現場経験が未熟なスタッフが現場を仕切らざるを得なくなる

そうんな状況に陥ります。
また、いつ潰れても決しておかしくない状況が生まれてしまう可能性が高くなります。
 
 
住宅会社は、お客様に30年以上の長い期間に渡って『住宅ローン』を組み、何千万という買い物をしていただくわけです。

その責任として会社を継続していく責任があります。
家を購入した後も安心して暮らしていけるようにサポートし続ける義務があります。

そのためには、適正な利益が必要にもなってくるわけであり、真っ当な会社であれば、簡単に値引きしたり、安売りしたりは出来ないはずです。
 



安売りや値引きが家の材料代に与える影響 

家で使用する材料は、見た目は同じようなモノでも、いくつかのグレードが存在します。

例えば、外壁材や床材といった目に見える材料もそうですし、
断熱材や材木といった目に見えなくなる材料もそうです。

そして、どのグレードを選択するのかによって価格は大きく異なります。

ですが、それ以上に価格が大きく違ってくる要素となるのが、
メーカーさんや取引業者さんからの材料の仕入れ価格です。

この仕入れ価格が安いか高いかは、家づくりの価格に大きな影響を与えます。


例えば、定価で100万円のお風呂

A社では40%(40万円)
B社では25%(25万円)

上記の掛け率で仕入れていたとします。

すると、お風呂の金額だけで15万円も差が出てきます。
 
 
もし、その他にキッチンやトイレ、その他家を建てる為に必要な仕入れ価格に15%の差があったとしたら。
A社とB社で、1棟の家を建てるためにかかる費用にどれだけ差が出てくるのでしょうか。
 
 
同じメーカーの同じ商品を使ったとしても大きく価格が違ってくることになります。


仕入れ価格は、どうやって決まるのか。

実は、
棟数実績が多い=価格が安い
というわけではないのです。

逆に、
棟数実績が少ない=仕入れ価格が高い
という式も当てはまりません。
 
 
仕入れ価格は、その会社の企業努力によるものです。

メーカーさんや取引業者さんに、どれだけ上手く交渉ができるのか。
『この会社のために力になってあげたい』と思ってもらえるような熱意や人柄

これらが、仕入れ価格に大きく影響するということなのですね。

 


ネオスタイルでは、仕入れコストを下げ、
良い材料を使いつつ、少しでも安く建てられるように努力しています。

尚且つ、良い家を建てるための手間
アフターメンテナンスサービスもしっかり行っています。
 
 
そのためには会社を存続させなければいけないわけなのです。
このような背景からやはりそれほど安く建てられるわけではないのです。


決して安い買い物ではないからこそ、住宅会社を選ぶ時は、ただ価格が安いという理由で選ぶことはおすすめしません。
 
 
良い会社には、良い職人さんたちとサポートしてくれるメーカーさんや取引業者さんたちが必ずいます。
そこを見極めていくことが住宅会社選びでは大切です。
 
 

それでは、今回はここまでです^^
次回もお楽しみに♪

第10回 住宅会社選びで大切なポイント

こんにちは!
ネオスタイルです!

今日で10月最後ですね。
今日の夜は、ハロウィンをご家族で楽しんでいただけると良いなと思います^^
本日も家づくりで知っておくと良い知識について、ブログを書いていきたいと思います。

 
 
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前回の復習
 
「家づくりに適した土地であるかどうか」
について、まずは建築会社に相談をしましょう!ということを前回、お伝えしました。
 
では、どんな建築会社に相談をすれば良いか。
相談相手として下記ポイントに当てはまる会社には注意しましょう。

✔資金計画もせずに、いきなり土地を探そうとする
✔先に土地を不動産屋さんで決めてきてくださいという
✔住宅ローンを銀行に丸投げ
✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする
✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない
 

今回は 、どうして上記の様な会社に注意するべきかについてお伝えします。
その上で「住宅会社選びで大切な2つのポイント」のうちの一つ目について説明していきますね。
 

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住宅会社選びで大切なポイント①

大切な3点について「プロ」であるかどうか

①お金のこと
②建物のこと
③土地のこと
 
住宅会社を選ぶ時には、建築だけではなく、上記3つ全てにおいて「プロ」であるかどうか。
 
 
住宅会社選びの大切な一つ目のポイントです。
 
 
皆様に注意していただきたいのは、
家を売ることしか考えていない営業マンです。
 
新築を建てる方は、30年以上という長期間で"住宅ローン"を組むのがほとんどです。
 
長く続く住宅ローンの支払い。
それぞれ、ライフプランの中には、
 
・車の買い替え
・子供たちの大学や専門学校に進学
・家族の思い出づくりのための旅行
・食費や光熱費も子供の成長とともにどんどん増えていく
 
お金のかかるポイントが要所にあります。
 
そして時間の流れと共に収入や支出が変わることは当たり前です。
その変化を踏まえた上で、建てた後の暮らしのことを考えた資金計画がとても大切です。

 
しかし、冒頭のチェック項目にある、

✔資金計画もせずに、いきなり土地を探そうとする
✔先に土地を不動産屋さんで決めてきてくださいという
✔住宅ローンを銀行に丸投げ
✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする
✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない
 
上記の様な会社は、明らかに資金計画をおろそかにしたままで家づくりを進めていこうとしています。

 

資金計画を疎かにしてしまうと
 
・家づくりで妥協しなければならない点が出てくる 
・無理な住宅ローンを組むことになり、後々苦しい生活を送ることになってしまう 
 
など、悲しい結末になってしまう可能性が高くなります。
 
 

住宅会社は『家を建てるプロ』です。
しかしそれと同時に、あなたにとっての初めての家づくりを全力でサポートすべき存在でもあるべきです。
 

資金計画にしても、土地選びにしても、他社に任せたりお客様のセルフサービスにするわけには行きません。
 
 
ネオスタイルでは、
家づくりにおいてトータルコーディネートを行い、家づくりのパートナーとしてプロ意識を持ち取り組んでいます。


まとめになりますが、住宅会社を選ぶ時には、

①お金のこと
②建物のこと
③土地のこと
 
建築だけではなく、上記3つ全てにおいて「プロ」であるかどうか。
この3点に気をつけて家づくりのパートナーを決めることを意識してみてくださいね!

では、また次回の更新の時に^^

第9回 土地を見極めるための3つのポイント

 
こんにちは!
ネオスタイルです!

9月ももう後半、秋が近づいて参りましたね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回も「土地探しのコツ」に関して知っておいた方が良い知識をお伝えしていきますね!
少し長いかもしれませんが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。


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〈 前回の復習 〉

・人気の土地
 南側が道路に面した土地

・南側道路の土地のメリット
 道路に面していれば、太陽の光を遮るような建物が建たない為、日当たりが保証される。

・南側道路の土地のデメリット
 日当たりの恩恵が受けられる家の設計をすることが難しい
 金額が高額、割高。
 価格交渉が困難。即決を迫られる可能性大。
 
メリット、デメリットを踏まえて土地選びをした方が良いということを前回お伝えしました。
 
 
 
 

今回は、
「どうやって良い土地と悪い土地を見極めるのか」
についてブログを書きます。
 
 

まず大前提として、どんな土地でも設計の工夫やアイデア次第で、その土地が持つメリットを最大限に引出すことは充分可能です。

『高い土地=いい土地』
『安い土地=悪い土地』

そんな固定概念に捕われず、資金計画で導き出した予算を意識しながら、土地探しをしていただければと思います。
 
 
 
 
では何を基準に土地選びをすればいいのか、
土地探しにおいて大切な3つのポイント
についてお話しますね!
 
 

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POINT その1.
「いいな~と思う土地が見つかった時は、最低6回は現地を見に行くこと」

6回も見に行くの!?
と驚かれたかもしれません。

でも、6回なんです。
ただ何も考えずに6回見に行けばいつでもいいというわけではなく、ポイントは"いつ見に行くか"です。
 
具体的にいつ見に行くのか。
『平日の朝・昼・夜』と『日曜の朝・昼・夜』です。

平日の朝が大事な理由は下記です。
・日の入り方
・近隣の方たちの通学・通勤の様子
・ゴミ出しの状況
などり見ることが出来るからです。

 
平日の午後に関しては、もちろん"日の入り方"

そして平日の夜が大事な理由は、

・外灯があるかどうか
・人通りや車通りはどうか
・夜間も安心して暮らすことが出来るかどうか

を確認出来るからです。
 
 
 

また、平日と日曜では人の行動は全然違うため、日曜日にも朝・昼・夜、同様に様子をチェックしておいた方が良いでしょう
 
平日と日曜の両方の朝・昼・夜の近隣の状況や環境を確認することで、土地を購入してから後悔する可能性が低くなります。
 
 
 


POINT その2.
『災害の危険性やご近所さん情報など土地についてリサーチすること』
 

『調べに行く時間がなかった・・・』
『何を確認したら良いか分からなかったけど、色々確認すべきだった・・・』
『不動産屋さんに聞いたら心配ないと言っていたから大丈夫だと思った・・・』

  
そんな後悔の声を過去にたくさん聴いてきました。
 
 
 
リサーチは不動産屋さんや住宅会社などに任せるのではなく、自分でリサーチすることをお勧めします。

自分がこれから長く暮らして行く土地。
ご自身の目でリサーチして確認することは安心して暮らすために、とても重要なことです。

 
 

リサーチの際には下記ポイントを確認しましょう!
 

リサーチでチェックするべきポイント
 ・近所の人はいい人か
・浸水の心配はないか
・地震の時の対応は?
・津波のリスクはあるか
・過去にどんな災害が起きているか
・学校までの通学路は安心?
・病院やスーパーは近くにあるか 

それらの心配要素を消すことができる1つに、市役所や町役場に備え付けてある『ハザードマップ』があります。
過去の水災の状況、将来の災害予測、液状化リスク、緊急時の避難場所、学校や病院施設の場所などが記載されている冊子です。
これを見れば、その土地のことを多く知ることが出来ます。
   
また、ただ『ハザードマップ』を見て安心するだけでなく、

・水災があった時の状況はどうだったのか
・集中豪雨の時や台風の時の状況はどうなのか

など、ご近所さんに直接聞いてみて、生の情報を教えてもらうことも良いでしょう。
 
 
POINT その3.
『住宅会社に、一緒に土地を見に行ってもらうこと』

その理由は2つ。
 
①建築のプロと土地を見ることで、マイホームに求めるものを叶えられるかがわかるから
 
住宅会社の方と一緒に見に行き、あなたが望むような家を建てることが出来るのかということを、アドバイスしてもらうようにするといいと思います。
そして、土地を契約する前に実際にプランを描いてもらい、見積りまで出してもらうようにすれば、より具体的にイメージが湧くよう
になるでしょう。

②土地以外にかかってくる別途費用を把握するため
土地を購入しようと思えば、雑誌やインターネットに掲載されている価格だけで購入することは出来ません。
その土地の状況によって様々な費用がかかってくるものです。
 
これらは、素人では調べることは難しい上に、不動産屋さんに具体的に聞いたとしても、ズボラな調査しかしてくれない可能性の方が高いんです。
建築するにあたり「土地がどんな状況なのか」ということは住宅会社にとっても、ものすごく大切なことです。

そのため不動産屋さんではなく、住宅会社にしっかりと事前調査してもらうことをオススメします。
 
 
最後に
土地の調査をお願いする住宅会社を選ぶ基準をお伝えします。
 
✔あなたに無理のない資金計画を立ててくれる会社なのか?
✔住宅ローンに対する知識は豊富で銀行に丸投げしないか?
✔あなたが建てたいと願う家の予算を先に伝えてくれるのか?
✔建築にかかるお金を後出しせずに正直に話してくれるのか?
✔土地の調査や近隣調査などを快くしてくれるのか?

上記をご確認の上、住宅会社を選ぶと良いです。
 

 
逆に言えば、
✔資金計画もせずに、いきなり土地を探し出そうとする会社
✔先に土地を不動産屋さんで決めてきてほしいという会社
✔住宅ローンを銀行に丸投げする会社
✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする会社
✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない会社
などに当てはまる住宅会社には注意していただければと思います。
 

 
最後までお読みいただきありがとうございました!
では、次回は『住宅会社選びのポイント』ついてお伝えしていきたいと思います^^
次回の更新をお楽しみに^^

第8回 多くの方が土地探しで陥る落とし穴

 
 
こんにちは!
ネオスタイルです。
 
本日も、家づくりに関する知識ブログを更新します。
参考にしていただけると幸いです^^
 


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本日は「土地探し」について。

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家づくりをされるほとんどの方がそうであるように『日当りがいい土地を買いたい!』と思っているのではないでしょうか。
 

この日当りがいい土地とは、一般的に
敷地の南側に道路が接している『南側道路の土地』のことを指しますよね。
南側に道路があれば、太陽の光を遮る建物は建ちません。
 
光を妨害するものが建たない、南側が道路に面した土地は、一見日当たりが良さそうに見えますが、実は2つの落とし穴が潜んでいます。
 
 

 
●1つ目の落とし穴

『土地の値段が一番割高な上、誰もが同じように狙っているため手に入りにくい価格交渉をする余地もない・・・』
 
他のみなさんも、日当りがいい土地を買いたいと思っています。
競合が多い日当たりが良い土地は、広告や雑誌に載る前に売れてしまうことがほとんど...

偶然出会ったとしても、もちろん価格交渉の余地など全くないでしょうし、その土地が良いかどうかも分からない状態で即決を迫られることになるでしょう。

その上、需要が供給を上回るそういった土地は、価格の設定も割高。
家づくり予算のうち、土地に予算を使い過ぎて肝心の家に予算が回せなくなってしまう・・
 

なんとか頑張って支払っていこう!

そう言って家まで予算を超えて購入してしまうと、住宅ローンに負担がのしかかってくることになり、建てた後の生活が苦しくなってしまうことになりかねないというリスクを持っています。

 
 
 
 
●2つ目の落とし穴

『日当たりは良好。しかし、そのせいで人目が気になる暮らしにくい家になってしまうかもしれない・・・』
 
日当りが良さそうな土地で設計図を描く。
ほとんどの住宅会社は南に大きな窓をつくるでしょうし、あなたもそういう設計をきっと望むことでしょう。

しかし少し冷静に考えてみてください。

あなたの土地の南が道路だとしたら、車や人がたくさん通ることになりますよね。
隣近所の方だけじゃなく知らない方からも家の中が丸見えになる可能性があります。

人目が気になり、リラックスしてリビングで過ごせなくなってしまったり、カーテンを常に閉め切るようになってしまいます。
こうなると、なんのために日当たりがいい土地を高いお金を出して買ったのかよく分からなくなってしまいますよね。

そのため、日当たりが良い土地を購入したとしたら、設計時においてなんらかの工夫をしなければいけないということを覚えておいていただければと思います。
 
 
 

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誰もが良いと思っている『南側道路』の日当りが良さそうな土地。
メリット、デメリットを見て判断をしていきましょう。
 

また、住まいの満足度を上げるためには建物にも費用をかけたくなるお客様はたくさんいらっしゃいます。

完璧な土地を求めて費用をかけすぎて、資金計画が上手くできない!なんて状況にならないように。
 
土地と建物のトータルバランスを考えて、計画を練っていきましょう^^
 
 
 

では次回は、あなたがどんな土地を探せば良いのか?についてお伝えしていきたいと思います。

お楽しみに♪

第7回 土地探しにかかるその前に・・・

こんにちは!
ネオスタイルです!

本日も家づくりに必要な知識についてBlogを更新していきますね。


今回は『土地探し』についてお伝えしていきます。


土地を見つけたい!と思ったら、
土地購入のためには、土地代と別に
どういった費用が別途でかかるのかを把握すること

想像している以上に、
実はいろいろなお金がかかるので、
よく覚えておいていただければと思います。


土地購入のためにかかる諸費用

土地代金
雑誌や新聞広告、それからインターネットに掲載されている費用。

仲介手数料
土地の仲介をしてくれた不動産屋さんに支払う手数料。
(最大で、土地代金の3%+6万円に消費税を乗じた金額)

固定資産税精算金
前払いしてある固定資産税を引渡しの日を境に日割り計算し、売主さんに支払います。
(地域によっては都市計画税も別途でかかることがあります。)

境界基礎工事代金
分譲地の場合であれば、隣との境に作るブロックやフェンスの基礎費用です。(隣と折半が多い)
隣との境に境界がない場合は、設置しなければいけないこともあるので、土地を買う時にはしっかりとチェックしてください。

水道加入金
市町村に支払う水道メーター設置や
水道の使用権利金です。
市町村によって指定の水道管口径が異なり、
そうなれば金額も異なってくることになるので、
市町村の水道課にて確認することが大切です。

所有権移転登記費用
土地を購入する際に登記変更をします。
その手続きの費用になります。
また、購入した土地が宅地(家を建てれる地目)になっていない場合(例えば畑など)は、別途、地目変更登記費用が掛かる場合もありますのでこちらもしっかり確認をしましょう。

その他、地域によってかかるもの
・ 排水負担金
・ 水道引込工事費用
※水道が敷地内に引き込まれていない場合であれば、前面道路から敷地内に水道管を引き込むための費用が必要
・ 造成工事費用
畑や田んぼなどの農地であれば、土の入れ替え工事費用や造成工事費用などがかかります。

 
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上記の諸費用を考慮した上で、土地予算を出し、土地探しをしないと確実に予算オーバーしてしまいます。

そのオーバーしたお金は、建築費用を圧迫しかねない
余分に借り入れしなくてはいけなくなってしまうことになる

そういったことを防ぐために、雑誌や新聞広告、そしてインターネットに載っている土地代以外にも色んなお金がかかるんだということをしっかり把握していただければと思います。

それでは、次回は『多くの方が土地探しで陥る落とし穴』についてお話ししていきますね。
お楽しみに♪

第6回 家づくりにかかる諸経費について

 
こんにちは。
ネオスタイルです。
 
「初めての家づくり」で損をしないために必要な知識についてお伝えしていきます。
それでは、今回からは家づくりにかかる全体の費用を細分化してお伝えしていきますね!

まず、第6回でお伝えすることは「諸経費」について詳しく解説します(^^)
 

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まず、そもそも家づくりにおいて諸経費とは何を指すのか。
簡単に3つに分けることが出来ます。

諸経費とは...
①住宅ローンを借りる時に銀行に支払う経費
②火災保険・地震保険料
③登記費用

上記3つについて、細かく解説していきます。
 
 

①銀行に支払わなければいけない経費
住宅ローン商品によってかかる経費は異なります。
例えば、固定金利選択型の住宅ローンであれば下記費用がかかることが一般的です。

固定金利選択型
・印紙代
・事務手数料
・保証料
 
しかし、フラット35のような固定金利にはまた違う費用がかかります。
 
フラット35
・保証料は不要
・融資手数料
・印紙代
・団体信用生命保険料
・つなぎ融資手数料
・つなぎ融資金利、

同じ固定金利選択型の住宅ローンだったとしても、銀行や借入れする人によって条件が異なります。
フラット35のつなぎ融資にかかる手数料や金利は、土地を自己資金で買うのかそうじゃないのか?によっても異なります。
 
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一般的に、これらの経費は、

・固定金利選択型の住宅ローンは安い
・固定の住宅ローンは高い

という特徴があります。
金利に加えこれらの経費まで安いという理由から安易に固定金利選択型ローンを選んでしまう方が多いので、注意が必要です。
 
 
②-1 火災保険

火災保険については、損害保険会社によって違いがあります。
そこで、今回は火災保険を選ぶ上で最低限の知識をお伝えしていきます。

保険適用範囲の選択
・建物のみ
・建物+家財
※『家財』とは、テレビやソファなどを指します。

もちろん、保証範囲によって支払う費用も異なります。
建物+家財になると金額は上がります。

また、火災だけではなく『水災』による被害にも対応可能なプランもあります。

そうなれば費用はもちろん上がってしまうのですが、少し土地が低いなと感じている方だけじゃなく、心配がない地域に住まわれる場合でも、多少費用をかけてでも水災には対応しておくほうが無難かもしれませんね。

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また、火災保険の価格は『建物の構造』によっても違ってきます。

木造住宅における耐火・非耐火構造
建物の構造は『耐火(T構造)』と『非耐火(H構造)』の2つに分類されます。

『省令準耐火構造』という構造が木造住宅では耐火構造(T構造)にあたります。
そして、耐火なのか非耐火なのかで、火災保険の価格はなんと60%近くも変わってしまいます。
 
 
< 例 >
火災保険は10年間までは一括払いをすることが可能。

2000万円の建物で耐火と非耐火、
10年分を一括支払いの総額で比較すると下記です。

耐火構造 :約15万円
非耐火構造:約35万円

その差なんと約20万円
しかも10年間のみの話の為、それ以上の差額になります。
 
 
住宅会社でプランをしてもらう際には、その会社の建物の基本構造が、耐火なのか非耐火なのかを確認する必要があります。
また、建物について希望するポイントを叶えると、耐火基準から外れることもあります。
その点も住宅会社に確認しつつプランを練ることが必要です。
 
 
②-2 地震保険
ここでは地震保険に関する5つのポイントをご紹介します。

POINT 1.
どこの保険会社で加入しても条件が同じ

POINT 2.
火災保険に入らなければ、地震保険単体では入れない

POINT 3.
最長で5年なので、5年ごとに更新しなければいけない(1年ごとの更新も可)

POINT 4.
火災保険同様、耐火構造なのか非耐火構造なのかで保険料が60%近く変わってくる

POINT 5.
最大で建物の価格の半分までしか補償してくれない

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つまり、もし地震が起こり全壊したとしても、家を2000万円で建てたとしたら1000万円までしか保険はおりません。

地震保険さえかけていれば、地震が起こった時に建替えが出来るわけではありません。
地震保険は、当面の生活資金のための保険だという風に認識していただいていた方がいいでしょう。


③ 登記費用

登記に関しては、もし現金で家を建てる予定ならば、その多くを省略することが出来ます。
しかし、住宅ローンを利用するなら、銀行が住宅ローンの借主様の土地や建物を担保として設定する為、登記費用が必要になってきます。

土地から買って家づくりをするのか、建替えなのか。
目的に応じて、登記の種類は違います。

特に知っておきたい登記は下記6種類です。

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①所有権移転登記
土地を買った時に名義を売主から買主に移すための登記
(土地から買って家づくりをする方は必要)

②建物表示登記
新築したときに構造や面積、敷地との関係を示す登記
(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

③建物保存登記
新築した家が自分の持ち物であるということを第三者に示すためする登記
(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

④抵当権設定登記
融資した銀行が土地や家を担保に入れたことを第三者に示すための登記
(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

⑤建物滅失登記
建替えするにあたり、もともと建っていた家を取り壊したことを証明するための登記
(古い家を取り壊して家を建てる方は必要)

⑥土地地目変更登記
畑や田んぼなどの農地であったり、雑種地といった宅地以外の土地を宅地に変更するための登記
(宅地以外の地目の土地の上に家を建てる全ての方に必要)

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いかがでしたか?
諸経費について細かくお伝えしました。

全体予算から、これらの諸経費に加え、家具や家電、地盤改良費用、引越代といったその他諸々の経費を差し引いていただければ、土地や家に掛けられる予算がより明確に出てくることになります。


次回からはいよいよ『土地探し』について詳しくお伝えしていきたいと思います!
お楽しみに♪

第5回 正しい資金計画のやり方

こんにちは。
ネオスタイルです!

ゴールデンウィークが始まり、皆様はどんな毎日をお過ごしでしょうか。
 
本日も、「初めての家づくり」の時に損をしないために必要な知識についてブログを更新したいと思います。

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今回は資金計画のやり方についてお伝えしていきます。

家づくりにおいてもっとも大切なこと
それは、一番最初に資金計画を行うことです。

土地決め
住宅会社選び
間取りやプラン設計

など家づくりにはやるべき事が盛りだくさん。

多くの住宅会社が土地や間取りが決まり、最後に見積りと同時に資金計画書という手順で提案されます。

しかし、このタイミングで資金計画を行うのでは意味がありません。
 
 
マイホームにおいて資金計画の正しい目的は、支払い可能な金額の大枠を決めること。
「その家がいくらかかるのか」を知るためではないのです。

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正しい順序は

①最大借入可能額を調べる
②支払っていける金額(全体予算)を決める
②諸費用を把握する

そして最後に、
土地や建物にそれぞれ、どれくらい予算を振り分けるのか計画を立てる

大枠を決める事が目的である為、家づくりの最初にしなければ意味がありません。
家づくりは、資金計画から始めることで後悔しないものになります。
 

資金計画で最初に行う「最大借入可能額を決める」にあたり重要なのは住宅ローン選び


本日は住宅ローンについて考えてみましょう。

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『住宅ローン』で借り入れする金額を決める際、

(1)金利タイプ
(2)返済期間
(3)月々返済額

この3つをもとに決めていきます。

(1)~(3)を元にどうやって住宅ローン商品を選ぶのか。
これから一つずつご説明します。
  
 
(1)金利タイプ
金利タイプは3種類あります。

変動金利
固定金利選択型金利
固定金利

詳しくは前回(第4回)で説明しています。
 
 
(2)返済期間

一般的には、返済期間の最長は35年。
※フラット50という返済期間50年まで可能な商品もありますが、ここでは割愛します)

返済期間については自分自身で自由に決められます。

返済期間は5年単位でしか決められないという勘違いされている方多いですが、年単位で自由に選ぶことが可能です。

またフラット35について、35年間返済に時間をかけなくてはならない
と思い込んでいる方がけっこういらっしゃいます。
この誤解についても、決してそんなことありませんので、安心していただければと思います。
 
 
(3)月々の返済額

毎月いくらぐらいなら返済可能でしょうか。

1.今の家賃で払っている金額ぐらい?
2.家賃に1万円足したぐらい?
3.家賃に2万円足したぐらい?
4.せっかく一生に一回の家を建てるのだからそれ以上?

この金額については、価値観によるものなので、正解があるわけではありません。
何を基準に決めるかが大切になります。

 
あなたが、現在賃貸アパートやマンションにお住まいなら、

『家賃』+『光熱費(ガス・電気・水道代)』

が、居住費としてかかっていますよね。

 
家を建てるとなると、この『家賃』が『住宅ローン』に変わり、さらに『固定資産税』を支払わなければなりません。

また、家の面積が増える分、もしかしたら光熱費も上がるかもしれません
20年後、30年後の『修繕』に備え、積立ても必要です。

そうなれば、今までよりもお金がかかってしまうということになりますよね。
 
 
その為、最初に『資金計画』をしつつ、それに加えて『保険』を見直すことがベストです。

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住宅ローンを借りると、団体信用生命保険と言う生命保険に加入することになります。

ローンを組んだ方にもしものことが合った場合、住宅ローンが保険金で相殺されます。
 
その為保険の内容が重複してしまうところが出てくる可能性が高いのです。
家を建てる機会に、一度現在お入りの保険を見直してみることも大切なんですよね。

無駄に保障ばかり増やして、保険にお金をかけ過ぎている方も決して少なくないのです。
 
 
保険を1〜2万円削ることが出来れば、その浮いた分の費用で固定資産税や修繕費用の積立てが可能です。
保険の見直しも考えつつ、返済金額を算出していただければと思います。
 

住宅ローンは、上記の3点について計画を練って選択をすべきです。

最初に逆算された借入金額に、負担出来る自己資金を加算した合計金額がベストな全体予算なのです。
 

では次回は、その全体予算を細分化していきますね。
まずは土地と家以外にかかる費用の中の、諸経費について詳しくお伝えしたいと思います。

お楽しみに♪


第4回 3種の住宅ローン金利とその特徴



こんにちは。
Neo styleです!
 
本日も、「初めての家づくり」の時に損をしないために知っておくべき知識についてブログを更新したいと思います。

 
本日は3つ住宅ローンの種類と特徴について。
少し長くなるかもしれませんが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
 
 
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前回、住宅ローンには大きく分けて下記の3種類があることをお伝えしました。
 
変動金利
固定金利選択型金利
固定金利
 
今回は、それらの特徴についてお伝えしていきたいと思います。
 
 
 
 
変動金利
 
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変動金利の特徴
 
金利が安い

ただし、貸出金利が市場の動向に左右されてしまう為、将来の金利が不明。
最終的に返済する総額も予想出来ない
 
という懸念点もあります。
 
 

変動金利はこんな方におすすめです。

✔︎自己資金が多く借入金額が少ない方
✔︎金利が上がりそうになった時、まとまったお金を返済出来るような経済的余力がある人

上記の様な方にはとても有利な住宅ローンです。

 
 
逆に、

✔︎自己資金が少なく、借入金額も多い方
✔︎貯金が苦手だという方

そういった方にはあまりオススメはしていません。
 
 

変動金利の仕組み

変動金利の住宅ローンは半年ごとに金利を見直します。
仮に半年後に金利が上がっても、返済額が連動して上がるというものではありません。
 
返済額自体は5年間変わらず、元金と利息の割合が変わります。

 
 
例えば...
返済額:¥70,000/月 であったとしたら、

金利上昇前
元金:¥45,000/月 +利息:¥25,000/月
 
金利上昇後
元金:¥35,000/月 +利息:¥35,000/月

になるといった感じです。
 
 

5年間の月々の返済金額は固定されます。

しかし、金利が上がった場合、利息の割合が増え元金の減りが遅くなってしまうと言うデメリットがあります。
 
 
5年後、金利が上昇している場合はどうなるか。
返済額は上がります。

しかし、現在の支払いの1.25倍以上にはならないという制限はあります。
 

例えば、現在の返済が70,000円だとしたら、どれだけ金利が上がったとしても87,500円以上の返済額にはなりません。
 
 

急に返済がキツくなることはないものの、元金が全然減らないという状況を招く可能性があります。
変動金利については、目先の「安さ」だけではなく「不確定要素があること」を理解しておきましょう。
 
 
 

 
固定金利選択型金利
 
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固定金利選択型金利とは「固定」というワードが入っている為、固定金利の仲間のように感じますが、実際のところは変動金利の仲間です。
 
 
 

特徴としては、
 
・3年、5年、10年など、金利の固定期間や金利設定は銀行によって様々
・固定期間が短ければ短いほど金利が安い
・当初固定期間だけは低い金利が設定されている
・銀行によっては、当初の固定期間が終了すると必然的に変動金利に切り替わるものもある 
・変動金利と違って、返済額の上限ルールがない 
 

一定期間、返済が変わらない点は安心ですが、固定期間が満了し、再度同じ住宅ローンを選ぼうとした場合、商品の性質上、貸出金利が上昇します。
 
 
 

固定金利選択型金利を選ぶ場合には、下記の点に注意しましょう。

✔︎固定期間満了後、どういった金利になるのかを理解する
✔︎一気に返済負担が上がってしまう可能性があること

 
 
これらを踏まえて、

自己資金が多く借入金額が少ない方
着実に貯金をすることができている方
もし金利が上ってしまった時、ある程度まとまったお金を返済出来るような経済的余力がある人

でなければ、安易にオススメ出来るものではないんです。
 
 

期間満了時に、借り換えという選択肢もあり、それを提案する住宅会社もあります。
しかし、これもよく考えるべきです。

 
銀行で住宅ローンを組む場合、必ず団体信用生命保険という生命保険に加入します。

もし固定期間満了時において体調面に難が出てしまっている場合、この保険に加入出来なくなってしまいます。

 
 
以上が、固定金利選択型金利の特徴です。
 
 
 
 
固定金利
 
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固定金利は、その名の通りずっと金利が固定され、一生涯返済額が変わりません。

 
固定金利のメリット
・返済額が一生一定で安心。
・ライフプランが立てやすい
 

固定金利のデメリット
・変動金利や固定金利選択型金利に比べ、貸出金利が高い
・住宅ローンを借りるための初期費用も余分にかかってしまうこともある
・金利が高い為、返済額を基準に借入れする金額を決める
 →変動や固定金利選択で住宅ローンを組む場合と比べるとマイホーム予算が少なくなる

 
 
 
 
ここで、参考までに固定金利の代表的商品の紹介します。
住宅金融支援機構が取り扱う『フラット35』
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
 
 
フラット35の特徴

・つなぎ融資の手数料と金利という余分な費用がさらにかかる
・金利に団体信用生命保険料が含まれていないタイプもある
 →保険料を別途で支払うケース有。
 

 
 

いかがですか?
 
 
 
3種類の住宅ローンの特徴をお伝えしました。
それぞれがメリットもデメリットも備え持っていることをご理解いただけたと思います。
 

これらの特徴を踏まえ、自分に合った住宅ローン選びをすることが『資金計画』では大切です。
 
 

目先の金利の安さのみで選ぶことは危険です。

住宅ローンは、支払い終わってみるまで、どれが得でどれが損だということが分からないものです。
そのため、損得勘定で選ばず、ご自身の今の収入や貯金額、今後のライフプランをしっかりと考えて選択していくべきなんです。

 
 

では次回は、今までご紹介した内容を踏まえ、『正しい資金計画のやり方』をお伝えします!
 

では、また次回の更新をお楽しみに♪

第3回 資金計画に失敗する3つの理由

こんにちは!
Neostyleです^^

今回は、前回お伝えした資金計画に失敗する3つの理由について具体的にお伝えしていきたいと思います。
少し長いですが、お付き合いいただければと思います。


まずは、1つ目の理由である、
『土地と建物以外の費用について、事前にしっかりと計算出来ていない』ということについてからです。
家づくりを真剣に考えているあなたなら"諸費用"という言葉は聞いたことがありますよね?
でも、諸費用とは一体どういった費用なのか?ということについてまでは、具体的には理解されていないと思います。

実際、他の住宅会社を回ってこられた方に、『土地と建物以外に、どういった費用がどのくらいかかるのか知っていますか?』という質問をすると、不思議なほど同じような答えがいつも返ってきます。

『大体150万ぐらいですか?』という答えが・・

おそらくこれらは、家を買う時に絶対にかかる"登記費用"や"火災保険"そして"住宅ローン借入のための費用"のことを指すのだと思いますが、果たして土地と家以外にそれらの費用だけを負担すれば、本当に住めるようになるでしょうか?

...そうですよね。ならないですよね。
その家に住めるようにするためには、土地を買って家を建ててからも必要なものがありますよね。

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例えば、新居にあわせて購入するダイニングテーブル&チェアーのセットや、リビングにおくソファーやローテーブル、それからテレビボードなどの家具代金、また、新居に移るまで買い替えを我慢しているテレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品などですね。

また、せっかく家を建てるのですからエクステリア(庭)だってキレイにしたいですよね。

さらには、今住んでいるところから移転するための引越費用だって必要になってきますよね。

この他にも、購入する土地によっては必要になってくる費用が出てきたりするわけですし、出るか出ないかは調査してみないと分かりませんが、地盤改良費用だって予算計上しておかないと、もしもの時に困ったことになってしまうので、忘れずに計上しておくべき経費ですよね。

これらの費用については、大なり小なり個人差がありますが、ざっと考えただけでもこれだけの項目があるので、家づくりでは、最初にこの細かい諸費用のことまでしっかり考えていないと、思わぬ出費が重なって、お金が足りなくなってしまったり、大幅な予算オーバーを招いてしまったりするんですよね。


ですから、『資金計画』をする際には、これらの費用を曖昧にではなく、出来る限り具体的に算出していただければと思います。

では続いては、2つ目の理由の
『大事なお金のことを後出しする建築会社が多いため、建物にかかる具体的な金額が把握出来ない』ということについて、お伝えしていきます。


あなたが、住宅展示場や見学会に参加されたことがあるなら、『この家はおいくらですか?』という質問をされたことがあると思いますが、住宅会社によってその答えに大きな開きがあったりして、一体何が普通で正しいのか、何を基準にどう考えればいいのかが、いまいち分からなかったりしませんか?


実を言うと、住宅業界では価格表示の仕方について全く基準がありません
つまり、"住宅会社によって価格表示がバラバラである"ということなのです。

この基準がないことで、全ての住宅会社が、安く見せようと思えば安く見せかけることが出来るし、高く見せようと思えば高く見せかけることだって出来てしまいます。
(わざわざ高く見せかける会社はないと思いますが)

もう少し具体的にお伝えすると、少しでも多くのお客さんに来て欲しいと思っている住宅会社は、チラシやホームページなどで、パッと目に入る価格を安く表示しようとします。

また、やたらと契約を急かすような住宅会社は、他の住宅会社よりも価格を安く感じさせるような見積書を作ります。
その価格だけでは住むどころか建つことも出来ないような・・

そして、契約した後で、あるいは契約の一歩手前になって、いきなり別途費用について打ち明けられることになります。
これでは、予算が狂ってしまうので、後から困ったことになってしまいますよね・・・


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また、多くの方の判断基準の一つとなっている坪単価表示を、競合している他社よりも安く見せかけるためのトリックを使う住宅会社もあります。

消費者心理を上手くついた作戦ですね。


このトリックはプロである私なら分かりますが、初めて家づくりをされるあなたには、絶対に分からないと思います。


この坪単価トリックは、

✔延床面積と総施工面積の違い
✔尺モジュールとメーターモジュールの違い
✔本体価格と付帯価格とオプション価格

この3つを使って巧みにつくられているのですが、これらについての詳しい説明は、後日お伝えさせていただこうと思っているので、ここでは割愛させていただきます。

結論としては、安く見せかけることで、より多くの方を引き付けることはそう難しいことじゃなく、事実そうしている会社が少なくないってことなんですよね。


何度も言うようですが、
住宅会社は、大事なお金の話を後出ししようとしがちです。
また、『安さ』以外の価値や家づくりで大切なことが伝えられないことから、『安さ』を売りにしてお得感を感じてもらおうとしがちです。


だから、あなた自身がしっかりと知識を付け惑わされないようにすることが大事です。
そして、あなたが住宅会社から最初に提示される『入口価格』だけで判断するのではなく、住めるようになる『出口価格』がいくらなのかをしっかりと把握した上で判断するようにしましょう。


そうすることで、契約した後、予想外の出費に悩まされることがなくなります。
予算オーバーし、頭を下げて親にお金を借りたり、お金の工面に四苦八苦しなくて済むようになります。

ですから、表示価格の安さに惑わされないように気を付けていただければと思います。

では最後に、3つ目の理由についてお伝えします。
それは『住宅ローン選び』です。


これが『資金計画』で失敗する最大の要因です。


家づくりにおいて、お金のことというのは、誰もが後回しにしてしまいがちなことなのですが、とりわけ『住宅ローン』となると、難しいとか理解しづらいといった理由から、最も後回しになりやすいのではないでしょうか?


特に、面倒臭がりだったり、数字に苦手意識をお持ちの方などは、出来れば避けて通りたい壁だと思います。
(住宅営業の方でも無知な方がたくさんいるぐらいですしね)

実際、『住宅ローン』は情報量が多い上、聞き慣れない言葉がたくさんあります。
ですが、ポイントさえしっかり押さえれば、決して難しいことではありません。

きちんと理解していただくためにも、ゆっくりお伝えしていきたいと思います。
ちょっと取っ付きにくく難しいと感じるかもしれませんが、じっくりと読んでいただけたらと思います。



それではまずは質問です。

住宅ローンの種類って一体どれくらいあるでしょうか?
下記の3つの中から選んでください。
1.約50種類
2.約500種類
3.約5000種類
さあ、どれでしょう!?


・・・


正解は、3番です!!

なんと、約5000種類もあるんです!!
そして、あなたは、その中からあなたにピッタリの住宅ローンを1つだけ選ばなくてはいけません・・・

そう聞くと、余計難しく感じさせてしまったかもしれませんが、その全てが全く違う商品なのか?と言うとそういうわけではなく、実は大きく分けるとたった3種類しかなく、それをそれぞれの金融機関が条件を変えてリリースしているというだけです。



その3種類が何かというと、
"変動金利""固定金利選択型金利""固定金利"です。



変動金利とは、その名の通り金利が変動していくもの。
固定金利選択型は、最初の一定期間だけ金利が固定されるもの。
固定金利とは、ずっと同じ金利が続いていくもの。


住宅ローン選びというのは、この3種類のうちのどれが自分に最もピッタリ合うかを考えて選ぶだけなんですよね。
ということで、そのために必要な知識について次回はお伝えしていきたいと思います。お楽しみに♪

第2回 なぜ、家づくりは『資金計画』から始めるべきなのか

こんにちは!
ネオスタイルです。
 
 2023年が始まって2ヶ月経ちました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか^^?
 
本日も家づくりに役立つ情報を発信していきたいと思います!

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1月のブログで、家づくりは『資金計画』から始めるべきということをお伝えしました。



今回はその理由をお伝えしていきます。

なぜ、家づくりは『資金計画』から始めるべきか。
 
答えは『家を買った後も、ゆとりのある生活をしていただくため』です。
 

 
『資金計画』を練っていないと家を建て、住宅ローンの支払いが始まった後に、
 


・住宅ローンを払うために必死。

・小遣いが減り、遊びや飲み会を我慢

・家族旅行、外食やちょっとしたお出掛けさえも我慢

・子供のモノを買うことだけでいっぱいいっぱい

・子供の進学や老後の為の貯金が全く出来ない

 
 
といった状況を引き起こす可能性がグンと高くなります。

実際、こんな状態に陥っている人が、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
 
上記の様にならない為に『資金計画』を最初に行う必要があります。


しかし、注意点があります。
 
 
先のことまで考えて『資金計画』を行った、

あるいは住宅会社に『資金計画』をきっちり行ってもらった

 
それにも関わらず、

・住宅ローンの返済額が上がって生活がカツカツ

・支払えなくなり、マイホームを手放さざるを得なくなってしまった

という風に後悔する人が後を絶たないことも知っておくべきです。

 
 

一体それはなぜでしょうか?
理由は、大きく分けて3つです。
 
 


REASON 01.

土地と建物以外にかかる費用を事前に計算出来てない

 
 
REASON 02.

お金のことを後出しする建築会社が多く、具体的な金額を把握しにくい
 
 
 
REASON 03.

ピッタリの住宅ローンを選ぶことが出来ていない
 
 
 
 
主にこの3点が理由で、多くの人たちが後悔しています。

では、後悔しない為にはどんな事を理解しておくべきか。

次回お伝えしていきます。

 
 

それでは次回もお楽しみに♪

第1回 家を建てると決めたら最初にするべきこと

 
こんにちは!
ネオスタイルです。

前回、家づくりにおいて損をしないために知っておくべきことをこれから12回に分けてお伝えしますと宣言しました。

本日はいよいよ1回目。
家族会議で「家づくりを始めよう!」
そう決まったら、まず今日のブログを読んでもらえたらと思います^^

 
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実は、約6割の方がマイホームを建てる時に間違った認識で行動してしまっているという現実があります。
 
 

その認識とは・・・

「家づくりを始めるなら、まず土地から!」

という認識で、最初に土地を購入してしまうことです。
 
 

どうして間違っているかというと、土地から購入してしまうと予算オーバーを招きやすくなってしまうからです。
 
 
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土地探しというのは家づくりにおいて、確かにとても大切なポイントです。
 
しかし、家づくりにおいて最も大切なことは行動する順番を間違えないことなんです。
 
 
 

実際、住宅展示場や完成見学会などに足を運んだとしても、土地が決まっていなければプランなど描いてもらえないケースも有るため「まず土地を買わなければならない!」という誤った認識になってしまうんです。


夜な夜なインターネットで探したり、不動産屋さんに教えてもらった情報を片手に、車を走らせては必死で土地探しをしてしまいます。
 

でも、このようにいきなり土地探しから始めてしまった場合、後から困った状況に陥りやすくなってしまいます。
 
 
 
 

例えば、

✔土地にお金を使い過ぎてしまい、肝心の家にお金をかけることができず妥協ばかり...

✔ローンに負担がのしかかり、建てた後の生活が苦しくなる

✔その土地の上にどんな家が建つかがイメージ出来ないから、なかなか決断出来ず、せっかくのチャンスを逃してしまう

✔住宅ローンの手続きがスムーズに行かず面倒になってしまう

といった状況ですね。
 
 


 

これらの理由を考えただけでも、いきなり土地探しから始めることは本当にオススメできないのです。
 
 
 
 

では、家づくりは一体何から始めるべきなのでしょうか?
 
それはズバリ『資金計画』です。
 
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それでは次回は、

"なぜ資金計画が大事なのか?"についてお伝えします!
 
 
 
お楽しみに♪